出張ペリス日記by Yuri  

>>>【7月20日(木)】<<<

今日も朝から快晴。1週間の間、小雨さえ一度もなかった。
明日が最終日だと思うと、みんなブロックチケットの消費状況が
気になり始める。私はぴったりくらいの予定。れいちゃんは、
体調が思わしくなく、飛び控えていたこともあり、1・2枚、
余るかもしれないとのこと。インストラクションを受けた数が
少ないというのも、余る理由の一つだろう。

れいちゃんは、滞在日程後半からシットを始めた。
福田インストラクションを受けているのだ。紫のウイングが
大活躍。豊さんは、昨日まではポール、今日からはヒースの
インストラクションを受ける。ひたすらヘッドダウンの練習。
大見山さんは、ペリスで飛んでから調子が戻ったようで、
ヘッドダウンもうまく入るようになってきたとのこと。
横ぴーは相変わらず、連日激しく横落ちの人。
そして私はシット。
私の今日のインストラクションはシットで前進。
非常にむずかしい。腰を前に出して進もうとすると、背中に風を
受けて浮いてしまうのだ。なので、腰を前に出しつつ、足を
ふんばって速度を上げるように、と教わった。
ヒースの腰は不思議。何故あんなに間接がやわらかいのだ?と
いうくらい、ふにゃ、と前にでる。ダンサーのようだ、と思う。
「腰、やわらかいねー」と誉めると、別に他意はなかったのだが、
ヒースは何故か、なんて答えていいか困っていて、迷ったあげく、
ありがとうと言っていた。
ヒースいわく、ヘッドダウンよりも、シットで前進は難しい
という話。そんな難しいことを教わっても、こんな短期間じゃ
できないよん?

シットで前進といえば、ジャパンの長谷川さんだ。
彼は週末に到着して、ペリスでインストラクションを受けていた
のだが、今日は朝からエルシノアに遊びに来ているのだ。
「シットはいいんだけど、ヘッドダウンが全然で、練習に来た。」
という。自称、シットの時とヘッドダウンの時のギャップすごいから。
こちらには1ヶ月くらい滞在する予定だという。うらやましいな。
彼のシットは、きよしさんのお墨付き。シットだったら、
ヒースにも負けないくらいうまい。
私がペリスでウエイバーをした日のこと、彼は一緒に飛んだ
(と思われる)女の子(けっこうかわいい)に、
「何でシットであんなに早く寄ってこれるの〜?!」
と驚かれていた。シットが上手いこと以外のことが含まれた
声音だったなー。
だって、踊れるジャンパー”はせがー”はかっこいい。
韮崎に来ていたので、藤岡DZで知っている人もいると思う。
かっこいいのだけれど、かまちゃんの物まねが上手い、気さくな
人なのだ。「本田じゃ、みんな(かまちゃんの)まねできるよ」
と言って、ずっとかまちゃんのまねを身振り付きでしてくれた。
私はずっと、彼を20代後半だと思っていたのだが、とらちゃんと
1才違いだという。陳さんには「おまえ、男を見る目ないなー」と
言われてしまったけど、やっぱり他の人も分からないと思うよ。
れいちゃんの歳を聞いた時も驚いたけれど、長谷川さんも
ジャンパーの例にもれず、年齢不祥。

この時、とらちゃんは初めて、れいちゃんの年齢を知って
ショックを受けていた。私と一緒にいたので、私とれいちゃんが
同い年だと思っていたらしい。私もれいちゃんには敬語を使って
いないし、間違いやすいかもしれないけど、いくらなんでもなあ。
私とれいちゃんでは、8才も違うのに。
実はれいちゃんはとらちゃんと1才違い。「本当の年齢がを知って
しまったから、これからのインストラクションが冷たくなったり
して?」と、れいちゃんがからかっていたのでおかしかった。
自分より後にジャンプを始めた人って、なんだか近所の子供のようだ。
世話しているうちに、なんとなく保護者してしまい、自分よりも
年下な感覚が生まれるのかもしれない。
ちなみに、ヒースは私の年を知っているのに、何故かいつも
私のことを子供扱い。私もそれでナチュラルな状態なのだから、
おかしなものだ。フリッツの時にはあんなに怒ったのに。
お姉さん状態で面倒をみてくれているアリアーナだって、年を
聞いてみたことはないけれど、きっと年下なんだろうな。


(れいこさん、あなた年齢を知ったとき一瞬めまいがしました・・・)


(あなたのために特別にソフトフォーカスを入れさせていただきました)

2度目のインストラクションの準備をしていると、横ぴーの
ラインが切れたという。リガーに見てもらったら、ラインを
全部交換しないと駄目で、それにはどう短く見積もっても
1週間ほどかかるという。明日帰国するのだから、どうせなら、
明日の最終ジャンプが終わってから切れてくれればいいのに、
なんて勝手なことを考えてみるがしかたがない。



(ライン切れによるハードオープンでライザーが当たったきずを自慢している所。
HPの容量がもったいないので画質を落としているせいでたぶん見えないと思う。
どうせ野郎だから・・・)

幸運なことに、村中くんの黒いキャノピーがあまっているという。
サイズも135で、調度いい。藤原邸の布団部屋にずっと放置して
あった代物なので、オープンしたら、ノミやダニが降って来たり
して、なんて言われていたが、なんにせよ、これがあるおかげで
飛べるんだからありがたいのだ。
横ぴーは、「エアメルズの黒い悪魔2世」として、村中くんの
キャノピーを借りることになった。
100本飛べば、その内1回くらい、なんかあるよなあ、と、
誰かが言っていたが、「なんか」あって欲しくはないものだ。
その後デミアンに言われて、私もクロージングループを交換。
こういうことって、見て知って、成長していくものなのね。
アメリカ滞在中の経験から、日本に帰ってすぐに、予備の装備や、
メンテナンス用品を充実させた。
影響されやすいタイプとも言えよう。

インストラクションの後で、陳さんととらちゃんと一緒に飛ぶ
ことになり、マニューバーを考えていると、長谷川さんが参加
してくれるという。彼と飛ぶのは初めてだ。
陳さんが「彼は上手いよー。」を連発していたら、
「期待にそえなかったりしてね〜。長谷川さんってば、あれ〜、
たいしたことないな〜、なんて〜。」と照れて自分で突っ込んでいた。
南国調のしゃべり方だよな。長谷川さん。
で、飛んでもらったのだが、噂どおりでした。
長谷川さんのニックネームは”ガー”。はせがー、のガーなのだが
その名のとおり、「がーっ!」と寄って来る。速い速い。
自由自在の人だった。
ジャンプの後に、弟子入りを志願したところ、入門許可がおりた。
とりあえず、弟子の基本は廊下の雑きんがけなので、私のために
長谷川家に、長い板張りの廊下を建造してくださるという。
現在、その廊下待ちの状態だ。
師匠、できれば私、うぐいす張り希望です。

長谷川さんとは、その日、もう1本飛んでもらった。
2本目は、福田インストラクションの予定だったのだが、
「はせがーインストラクション、とらちゃんのカメラ付き」
に急遽変更。初めてシットでドックしてもらった。
楽しかった。ボキャブラリー、貧困になってるわけではないのだ
けれど、ジャンプの感想は一言、楽しい以外にないのだ。
ただ、最近はちょっと心残りがある。
それは私のブレイク後、いつも他の人が楽しそうにヘッドダウンで
遊びに行ってしまうこと。私以外の人は5000ブレイク、ヘッドダウン
というマニューバー。ハッキーを掴みつつ、淋しいな、と見ている私。
この時も、ブレイク後のとらちゃんと長谷川さんは楽しそうでした。
淋しいよー、と見ていたら、見ている方向に自然に回転、軽く
ラインツイストしてしまった。・・・更に淋しい。
「なんか(とらちゃんと)目が合ったから〜」と長谷川さんは
言ってたけれど、待っててね!そのうちブレイク後のデザートにも
参加できるくらいになる予定だから!

今日のご飯は陳さんおすすめのイタリアン。非常に美味。
量はやっぱり多かったけれど、日本人もおいしいと感じる味付け。
お店のスタッフに、すごい美人が1人いて、とらちゃんのお気に入り。
ご飯がおいしいこともあり、もう連日3日もここに通っているそうな。
その日は10人ほどでお店に行ったのだが、陳さんが、「この中に、
あなたに恋してる人が1人いるんです」と彼女に言った。
陳さんと金子さんは今日がアメリカ滞在最終日。
私達5人も明日が滞在最終日。
「きゃー、だれだれ?」と彼女も、まんざらでもなさそうだったそうだ。
だが今後、じわじわと候補は絞られていく予定なのだ。
最後に残るのは、村中くんととらちゃんである。
あの後どうなったのだろう。ハートに着火できたのか?

今日はインストラクションが2本、ソロが3本。
長谷川さん、陳さん、とらちゃんとのシット4way、
長谷川さん、とらちゃんとのシット3way、の計7本。
淋しいけれど、明日はいよいよ最終日。

(写真のコメント・福田)

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