7/28/00
ヘッドダウンでフォーメーションを組むのは本当に難しい。
ベリーの場合はフォーメーションを組んでいる時は多少ぐらついたり
バランス崩しても大きく崩れることはない。
たとえ上から人が降ってきてもがんばれば持ちこたえれるばあいもある。
しかしヘッドダウンの場合はからだの向きが少しでも傾けばすごい
勢いで前進したり、バックスライドしたりするし、フォールレートも大きく
変わってしまうのであっという間にフォーメーションが崩れてしまう。
2wayとかであれば多少のショックは持ちこたえられるがビックウェイ
になればなるほどわずかなショックでも壊れやすくなる。
したがってドックする時は細心の注意が必要で、相手の手を
つかむときも生卵でもつかむような繊細さが必要になってくる。
ベリーの場合はひとりのレベルが多少低くても他の人がうまければ
それをカバーすることもできるがフリーフライの場合はそうはいかない。
それぞれがある一定レベル以上の飛び方ができないといけない。
ひとりでもへたな人がいると、その人がバランス崩せばフォーメーション
全体に大きな影響を及ぼす。
またフリーフォール時間がベリーに較べて圧倒的に短い。
通常でも4500ftでブレイクするところを、ビックウェイであれば
5000ftとか5500ftでブレイクする。
そういうことだから今現在ヘッドダウンのフォーメーションの世界記録は
10wayでも3ポイントが最高だ。
世界の選りすぐりの人たち10人集めてもそれが最高なのだ。
今日はそのフォーメーションをやる機会があった。
メンバーはサイコサーカスのヒースとラリー、今回のフリーフライの大会で
優勝したチームの3人組(ジョシュ、アンドリュー、デミアン)、
2位のチームからエリック、その他2名と僕。
中央で3人がフラワーでベースを組む。
それぞれが右手を出して真ん中で手を握るのだ。
そのベースのひとりひとりにスティンガーがつく。
スティンガーとはベースに枝のようにつく人のこと。
つまりベースの人の空いている左手にスティンガーが右手でドックするのだ。
そしてそのスティンガーの左手に、残ったひとがさらにスティンガーとして
右手でドックするのだ。

Exitは一番最後。
近づくともうすでにかたまりができつつある。
自分のスロットは反対側だ。すばやくまわりこむ。
僕はサイコサーカスのラリーにドックするから割と気が楽だ。
安定しているからね。
ところがそのラリーが中央でベースを作っているヒースにドックできない。
ベースを作っている女の子がちょっとふらふらしていてヒースがそれを抑えて
いるために左手をラリーに出せないのだ。
ラリーがベースにドックする前に僕がドックできないので待つしかない。
反対側ではスティンガーがつきつつあったが結局最後までヒースがその
女の子を押さえていたためドックできなかった。残念。


Exita直後。


右にいるラリーがベースのヒース(右から2番目)につこうとしているところ。


ところがヒースの左隣の女の子が不安定なため左手で押さえているところ。


ヘッドダウンで大人数でフォーメーション組むのは初めてだったので
とてもエキサイティングだった。左から2番目が僕。

2回目のジャンプ
今度は先ほどのベースの女の子は他の人と入れ替わり再度挑戦。
今度のベースは安定している。
今回はベースにドックしたエリックにドックすることになる。
エリックがベースに近寄っていくと、ベースの人が腕をちゃんと出して
待っていない。すごい取りにくい位置だ。かなり手間取り、ようやくドック。
さあ、僕の番だ。エリックの手を取ろうと近寄ると、エリックもまた腕が
下がっている。まるでこちらのことを全く意識していないかのごとく。
「こら!もっとあげろ!」と思いながら苦労してその手を取る。
周りを見るともう少しで完成だ。
と思ったところでベースが動いてエリックがベースから離れてしまう。
あ〜って思っているうちにもうブレイク。
くやしい。

ビックウェイの場合はいつもこうやって手を重ねてみんなの息を一致させる。


おい!ベースのお前ら、もっと腕を上げろ!


エリックがようやくベースの手を取ったところ。


エリック!お前もか?!

その他のジャンプ
今日はオーガナイズジャンプしかしなかった。毎回ヒースが声をかけてくれる。
いいやつだ。

サイコサーカスのヒース,ラリー。あとエリックを入れて4wayやる。
いくつかのマニューバーをいれてやる。4wayでマニューバーするのは初めてだったので
とっても楽しい。


フロックダイブ。今度は後方から追いかける。やっぱりこの位置からの方が面白い。
(先頭はヒース)

今日は4本しか飛ばなかったけど非常に中身の濃いジャンプだった。
また明日も来るしかない。

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