Espace Boogie 2002 その2

荷物は翌日になっても到着しなかった。
手持ち無沙汰のまま一日過ごし、三日目の朝にやっと荷物が来た。
さっそくひもといて、受付を済ます。
ここでは全部キャッシュレスだ。最初に会員証のカードを作成し、
マニフェストでそれを見せれば料金は最終日にまとめて支払えば
いいのだ。
USPAのライセンスを人質に取られているので逃げることは出来ない。
レストランでの支払いも最初にクレジットカードを登録しておけば
ずっとキャッシュレスだ。DZでカードや現金を持ち歩かなくていいので
非常に便利。

オーガナイズジャンプに参加したいというとまずジージオラ(Gigliola) と
マルコ(Marco)を紹介してくれた。二人は去年スペインで行われた
ワールドエアーゲームズのフリースタイルにイタリア代表として参加し、
4位に入った人たちだ。ジオラ(女性)がジャンプしマルコがカメラ。
ジャンプスーツに日本語らしき文字が入っているのでよく覚えている。
彼らはその後に行われた秋田でのエアーゲームズにも参加している。

まずジオラのオーガナイズジャンプに参加することになった。6wayだ。
ジオラはさすがにすごいうまい。
二回ほど一緒に飛ぶと今度からマルコのグループに参加したほうが
いいといわれる。
マルコのほうではビックウェイのオーガナイズをしており、ジオラの推薦が
あると参加できるようになっているらしい。さっそく参加させてもらう。
いきなり23wayでフォーメーションをやることになった。
フォーメーションのビッグウェイは久しくやっていないのでぶちこわさないか
ちょっと不安だ。
4人がフラワーでベースをつくり、そこにスティンガーがどんどんついていく
ことになった。だれがどこにつくか、ひとりひとりその人の技術を見極めながら
マルコがこと細かく指示を出していく。
それもイタリア語、英語、フランス語、スペイン語を自由に操りながら、
そして全員の名前を瞬時に覚えながら。
人数が多いので、ブレイクに関しては特に細かい。
僕の位置は二順目のスティンガーだ。(ベースから数えて二人目ということ)
スティンガーは外側になればなるほど難しくなってくる。
内側で発生するブレは外側にいくほど大きくなるし、
内側のスティンガーがちゃんとつけてからはじめてドックできるので残された
時間も少なくなってくる。
ただし内側が完成しないと外側もつけないので内側のほうにうまい人が
配置される。
ひさしぶりにしてはうまくいき、ほっとする。
その後、ハイブリッドジャンプも含めながら、一日中マルコのオーガナイズ
ジャンプに参加する。
こちらでは日が長く、ラストロードは夜の9時半近い。
ジャンプが終わってからシャワーに入るのだが、シャワールーム、トイレは
男女別になっていない。それぞれが個室になっているのだが、
女性もあまり気にせずバスタオルを体に巻いた状態で闊歩している。
さすがフランス。
食事はDZのレストランで食えるのだが、少々高いのと、肉料理がメインだ。
僕は肉を食べないので近くのスーパーでパンと缶詰を買って部屋で食べる。
缶詰というとちょっとわびしいイメージがあるがあなどってはいけない。
フランスの缶詰はメチャクチャうまいのだ。
いままでこんなにうまい缶詰は食べたことがないぐらい。
夜は12時ぐらいに就寝して、朝は7〜8時ごろには起きる。

オーガナイズジャンプで面白かったのはAtmonaut Fly (アトモナウトフライ)だ。
これはマルコが考え出した飛び方で、ヘッドダウンを限りなくトラッキングに
近い角度で飛ぶ飛び方である。詳しく言うならばフロックダイブよりは角度が
浅く、トラッキングよりは角度が深いという感じだ。
飛び方はヘッドダウンと同じなのだが、慣れないとなかなかドックが出来ない。
トラッキングと同じ動き方をするとうまくいかない。
フォールレートがかなり遅いのでその分だけ楽しめる。
ここではけっこうはやっているらしく、みんなかなり慣れている。
横一列に7人ドックしたのがいままでで一番長いらしい。
オーガナイズジャンプの半分近くはAtmonaut Flyだった。
興味のある人はこちらをどうぞ。
http://digilander.libero.it/frickmarco//pag-atmonauti.html

ランディングで気がついたのは、ほとんどの人は180度のフックターンだ。
アメリカでは270度でターンするひとがかなり多いのだが、
こちらでは数人しか見ない。
そのせいか、こちらが270度ターンでしようとファイナルに入っているときに、
それに気づかないで真下に入り込んでくる人がとても多いのでかなりの注意
が必要だ。
(270度ターンは180度ターンに比べてかなり高い位置でターンし始める)

このイベントで最大の目玉は飛行機を二機使用してのヘッドダウン
40WAYだ。
マルコが例によってこと細かく指示を出していき、ブレイクも6500ftから
開始することになった。
イグジット高度は普段と変わりないので時間的にはかなりきつい。
中心には例によって普段からマルコと一緒に飛んでいるうまい人たちが
集まっている。僕の位置は一番外側から二番目。中心に5way
のフラワーのベースがあり、そこから枝が伸びるように外側に次々と
ドックしていく形だ。
人数が多いので、けっして急激な動きはするなと指示が飛ぶ。
第一回目、並行して飛んでいる飛行機からの合図を見て飛び出すことに
なっていたのだがその合図を見ていたジャンパーがへぼで、
飛び出すタイミング大幅に遅れてしまった。
向こうが完全に出切ったあとでやっと出るような感じで、
まったくグループに追いつけず、何処にあるのかさえもわからない状態。
今のはノーカウントだ。
みんなプープーいいながら、気を取り直して改めてジャンプをする。
仕切りなおしのジャンプは、エグジットのタイミングは少し遅れたようだけれど、
なんとかグループに追いつけることは出来た。
ただ視力があまりよくないのと、人が多いのとで自分が入るべき場所が
すぐには見つからない。どこだ、どこだとおもっているうちにもうブレイクの時間。
つけなかった人が大勢いたのでもう一度だけやることになった。
今度のはエグジットのタイミングはよかった。
ただやはり人が多いのですぐには自分の場所が見つからない。
危険なのでゆっくりにしかうごけないのがもどかしい。
ようやく見つけてつこうとするが、よくみると別な人物が自分の位置に
はいっているではないか。あの野郎〜って思っているうちにブレイク高度。

40wayはこれで終わってしまったのでちょっと未消化だが、
これだけの人数が集まることはめったにないのでいい経験だった。
今回の旅は一日6〜7本ジャンプしたが、こんなに楽しめたのは久しい。
みんながすごいうまいので、Freeflyのフォーメーションジャンプが堪能できた。
チャンスがあればまた来てみたいと思うブギだった。

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