Espace Boogie 2002 その1

Espace Boogieにはまずシカゴ空港からアメリカン航空でパリまで
行き、そこでエアーフランスに乗り換えてリヨンまで行く。
そこからはレンタカーで2、3時間の道のりだ。
パリ行きの出発時間が一時間以上遅れた。
パリに着いたのが次の飛行機の離陸予定時刻の15分前。
初めての飛行場なのでゲートがどこにあるかわからず走り回る。
汗だくになりながらようやく見つけるがその手前の手荷物検査で
止められてしまった。どうやらヘルメットが怪しかったらしい。
そこで時間をとられてジ・エンド。
飛行機は目の前で飛んでいった。
まあたとえ自分が乗れたとしてもこの状態であれば預け荷物の載せ
替えが絶対間に合わないだろうから、荷物を置いて自分だけ先に
行ってもしょうがないのであきらめて待つことにする。
ただこういうときは往々にして荷物がどこかに行ってしまい、
面倒なことになることは去年のヨーロッパ遠征で経験済みだ。

昼ごろにようやくリヨンに着く。
荷物を受け取るためにコンベヤーの前で待つのだが、
なかなか出てこない。嫌な予感がする。
ずっと待っていると放送が入る。「リヨンからの荷物はすべて終了し
ました。荷物の見つからない人は係員までどうぞ。」だって。
やっばり。
じたばたしてもしょうがないので手続きを済ます。
見つかったらDZまで持ってきてくれるというがちょっと心配だ。
着替えも何もないというと、お泊りセットみたいのをくれた。
中をみると、洗面用具にTシャツが一枚。
まあ、一晩ぐらいだったらしょうがないか。
空港を出てエイビスレンタカーを借りてさっそくDZに向かう。
事前に下調べはしておいたのだが、都心をでるまではかなり迷う。
いったん都心を抜けると、あとはずっと田舎道が続く。
途中に小さな町がいくつもあるのだが、どれもみんな歴史を感じさ
せる古いつくりになっている。
途中でガソリンスタンドに寄って乾燥防止用にスキンクリームをさがす。
全部フランス語で書いてあるのでどれがそうかわからない。
なんとなくそうではないかというものを見つけたのだが、
透明のジェル状だったので、英語がまったく通じない女性店員に身振り
手振りでこれでいいのかと聞く。腕につけるそぶりを示すとそうだそうだ
というので少々不安ながらも買うことにする。

お店を出てさっそくつけてみる。日焼け後に塗るジェルのようにも見える
が、いいにおいがするので良しとしよう。

午後8時過ぎにようやく到着する。この時間でもまだだいぶあかるい。

DZの施設は整っている。バンクハウス、レストラン、バー、プールと
ひととおりのものは揃っている。
ヨーロッパの中では一番大きなDZのひとつでもあるらしい。
飛行機はSuper Otter 2機、スカイバン 1機、カーサ 1機を使用。
今回のブギはヨーロッパのブギとしては一番大きいと聞いていたが、
今年はかなり人数が少ないようだ。ただフリーフライヤーのレベルは
ラントゥールよりは高いと聞いているのでとてもたのしみだ。
受付はもう閉まっているのでバンクハウスの鍵を借りて部屋に入ると
する。
部屋は鉄パイプの二段ベッドが二脚と、普通のベッドがひとつ。
結構狭いが、安いから仕方がないか。
部屋にはすでに先客がいて、フランス人ひとり、オランダ人ふたりが
いた。オランダ人のほうは英語がぺらぺらでフランス語もわかるらしい。
さっそくさきほどガソリンスタンドで買ったスキンクリームを見せて、
本当にそうなのか聞いてみる。
「これシャンプーだよ。」 し、しまった。
シャンプーを肌に塗りこんでしまった。どおりでいい匂いがするわけだ。

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