8/4/00
ついに夢にまでみたクインシーに到着した。
これからどんなジャンプができるかと思うとわくわくしてくる。
クインシーを知らない人の為に一応何か説明しておくことにする。
クインシーとは年1回開催されるワールドフリーフォールコンベンションが
行なわれる町の名前だ。フリーフォールコンベンションとは言ってみれば
お祭りみたいなもの。6千人近いジャンパーが世界中から集まって
ジャンプしたりパーティーしたり大騒ぎするのだ。
ジャンプに使う飛行機も各地のDZから呼び寄せたり、普段乗れない
ヘリコプターやジャンボジェット、はては第二次世界大戦に使った
爆撃機など多種多様だ。
また各ジャンプ関係のメーカーがほとんど集合して商品を販売したり、
デモ用ギアを貸したりしてもしている。
ここのDZはこのイベントがないときはただ単なる滑走路とコントロール
タワーのある飛行場なのだが、大半のジャンパーはテントや
キャンピングカーで寝泊りしているので、その人たちの為にレストランや
移動式コンビニ、バー、シャワー、洗濯屋、はてはATMまでも用意してある。
ただ夜は遅くまでバンドの演奏があったり、そこら中でドンちゃん騒ぎしている
のでテントを張る場所を選ばないと眠れないらしい。
ぼくはDZから2〜30分ぐらいの所にモーテルを予約してあったので
そこから毎日通うことになる。

ランディングエリアは滑走路以外はどこに降りてもいい。
敷地が広大で、マニフェストの前にあるメインのランディングエリアから自分の
テントまでが遠い人は直接自分のテントの脇にランディングしたりする人もいる。
ひっきりなしに上から人が降ってくるので、歩く時は常に頭上を気をつけたほうがいい。
またお金のある人は一日30ドルでゴルフカートを借りて移動している。
気温はかなり高く、むし暑い。日陰はあまりないのでけっこうつらい。

初めて来るDZとは普通落ちつかないものだ。知り合いもいないし、
勝手も知らないし、どうも心細いものた゛。
クインシーではいままで行ったDZでの知り合いが結構来ているので
気持ち的にすごい安心できる。ペリスはもちろんのこと、エルシノア、
イーロイ、クーリッジ、フロリダのDZで知り合った人たちがけっこう来ているのだ。
ただ顔が結構似ている人が多いし、あいさつをした程度の人も多いのでよく間違える。
あるとき向こうから「おおーっ!また会えたな!」と声をかけてきた人がいた。
「おお、(エルシノアの)アンドリューか!ひさしぶりだな!」といったら
フロリダで顔会わせた全然違うやつだった。
またあるとき、向こうから歩いてくるやつに
「おおーっ!デイブ(スカイダイブアメリカにいた)じゃないか!」と声をかけたのだが
しばらく話しているうちに、エルシノアで会ったTimだということに気がついた。
かなり失礼なことをしていた。
その後は相手が誰だか確信を持てるまでは名前を呼ばないことにした。
クーリッジからはオーリーやアンディーをはじめ、数人のスタッフが来ていた。
クーリッジで飛んでいたキングエアーを持って来ているから当然だけど。
あのでかいオランダ人の夫妻(名前忘れた)もパックやらタンデムやら
ずっといそがしくしている。
ペリスのスーパーオッター(シャーク)も来ているのでペリスのマニフェスト
の人たちも来ている。

ベリーのロードオーガナイズは充実しているが、フリーフライはどうも手を
抜いているらしい。やっている所をほとんど見かけないし、
誰がやっているのかもわからない。
今回はフリーフライのビックウェイフォーメーションのオーガナイズに参加
しようと目論でいたのだがなんか肩透かしにあったような感じ。
そんなわけでなんか気が抜けてどうもジャンプする気になれない。
しかたがないのでリトルウェイで我慢しようと思ったのだが、知り合いはけっこう
いるけど、せっかくここまで来たんだからできれば初めて会う人と飛びたい。
ただ相手のレベルの見極めが難しいし,飛ぶ相手をさがしているのか
わからないのでこういうときもオーガナイザーがいると楽なんだけどな。


DZ全景。ヘリでのジャンプやCRWでのジャンプする場合は、
さらに別の離れた場所にランディングエリアがある。


各メーカーのテントやショップが並んでいる。


ホットドックやサンドイッチのお店も並んでいる。


ここはスーパーオッターとスカイバンのマニフェストのテント。


ここはジャンプチケット売り場。高度計の性能チェック(無料)もやっていた。

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