World Air Games その4

今回の日程は23日までは練習ジャンプで、24日から大会が始まる予定。
一週間以上前に現地入りしたのは、主催者側がトレーニングキャンプと銘打って
練習期間を設けてくれたからだ。

ところがいざと飛ぼうと思うと、主催者側の運営のまずさで、なかなかジャンプが
できない。
ロードをいれても2時間待ちは当たり前で、一日1〜3回ぐらいしか飛べないので
全く練習にならない。

今回の日程は以下のような形になった。
6/15 日本出発 ロンドン泊
6/16 マドリッド泊
6/17 現地入り
6/18 練習2本
6/19 練習3本
6/20 練習2本
6/21 練習1本
6/22 練習2本+公式練習1本 
6/23 待機日
6/24 待機日
6/25 Round1
6/26 Round1,2.3

結局練習ジャンプは全部で11本とさびしいかぎり。
僕らはチームでの練習回数が圧倒的にすくなく、こちらではすくなくとも
40〜50本は飛ぼうと思っていたので、これは大きな誤算だった。
この間のペリス合宿の勘さえとりもどすにはいたらなかった。


写真の大部分を占める、三角形の部分が空軍の敷地。


パッキングエリアは軍が使うカモフラージュ用のネットで日よけをしている。
ただあまりにも日差しが強いのであまり役に立たない。


本選前にRound1の規定演技のマニューバーがくじ引きされる。
内容は 1.Body Spin
     2.Scorpion  
     3.Tracking Back Loop
     4.Sit Spin and Body Rolling Spin
に決定となる。内容的にはむずかしいマニューバーではないが、規定演技の練習は
こっちにきてから4番以外はしていないのでぶっつけ本番という感じだ。

練習日程が終わるといよいよ開会式だ。
中庭で国別に分かれて行進して入場するのだ。ただ観客が入っているわけではなく、
スタッフや軍の関係者しかいないのでべつにわざわざ行進しなくてもいいんじゃないか
なんて思ってしまう。
しかし選手だけでも総勢1000人ちかくいるので大変賑やかだ。


選手達は国別にユニフォームを揃えている。


わが日本チームは、一部のひとの白いポロシャツが届かなくてなんか
まとまりがない。


この人たちはたぶんジャンプするときの飛行機のパイロットに違いない。


なんかどこかの会社のOLみたい。


いざ本番の日がきた。
本番といっても何かがいつもと変わるわけではない。
観客が目の前にいたらかなり緊張するかもしれないけれど、エアーではいつもの
パートナーしかいないから普段と何も変わらない。
ただ飛行機に乗りこむと、前回のチャンピオンをふくめてそうそうたるメンバーが
顔をそろえているので初出場で初カメラの自分としてはなんか肩身が狭いような
気後れするような感じがする。ちょうどスカイダイビングはじめて間もないときにソロ
で飛行機に乗り込むときのような感じだ。
僕らはくじで一番最初にイグジットすることになっている。
ぶっつけ本番が効くかどうか一抹の不安を抱えながらもイグジットする。
タカは審査員受けをするための満面の笑みを浮かべているので心中はわからない。

Body Spin、Scorpion、Tracking Back Loop と無難にこなしていく。
ここまではうまくいった。
最後の Sit Spin and Body Rolling Spin の演技に入る。
ところが最後の回転を終えようかという時に頃ディターが鳴り出した。
しまった!時間制限の50秒を割ってしまった。
スカイサーフィンの演技は50秒までと決まっているので、
もし1秒でも超えていたら、その演技は無得点になってしまう。
地上に降り立った後すぐにビデオを巻き戻して確認してみるとやはりオーバーしていた。
これは最下位に近いかなとほとんどあきらめに近い気持ちになってしまった。
その後、だいぶ長い時間をおいてから1ラウンド目の正式な結果発表の用紙が
手渡された。
タカがそれを見て「うそー!4位じゃん!」とのたまっている。
冗談でも言わないとやっていられないのかなと思いつつ自分の目でそれをみると
なんと本当に4位!びっくり仰天。
すぐ上の3位には前回の世界チャンピオンがいる・・・。
聞いたところ、今回のラウンドでは時間内にできたひとは一人もいなかったらしい。
それにしても4位とは予想外。
もうこれで大会終わってもいい感じ。
とりあえずいい思いでができた。


4位につけたときのスコアリングシート。下がらないうちに記念撮影。


つぎのラウンドからは点数の開きがでるフリーだからこうはいかない。
第2、3ラウンドとこなしていくが、やはり練習不足がたたって、
以前できていた技もなかなか決まらない。
結局第四ラウンドが終了して12位にまでさがり、決勝にはすすめなかった。

悔いが残るが逆にあれだけの練習量でここまでこれたのだから上出来かもしれない。
女子の1位につけているアメリカチームはひとつのフリー演技を1000本も
飛んでいるらしいし。
その日はチームを組んでからの5ヶ月間の振り返りながらTakaと酒を酌み交わした。

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